「夏休みとガム」夏休み編。
湘南不動産コンサルティング協会のHPコラムなので、書くのを迷ったのですが、
会員の皆さんも、夏らしい明るい話が好きだと思い(勝手な解釈)、書きたいと思います。
今回のコラム担当は中川です。
今回は、私の夏の思い出と、ちょっとしたガム事件をお話します。
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私が小学生だった頃、夏休みになると学校のプールで水泳教室が開かれました。
水泳教室では練習後に毎回タイムトライアルがあり、ベストタイムが出るまで終わりません。
もちろん一生懸命泳ぐのですが、まさに苛めのような猛特訓、いつもヘトヘトです。
そんな戦場のような水泳教室の楽しみは、練習後の駄菓子屋への寄り道
その日も、ガムを噛みながら、自宅に帰ると、誰もいない家に布団が敷いてあるではありませんか「干して部屋にしまってそのままの状態」
うぉぉぉぉ・・・
倒れ込むと窓の外には入道雲、あぁなんて・・気持ちいいのだろう
「クークークー」
ふっと目を開けると、あっ。もう塾の時間だ!
あれ・・ガムがない・・
まぁいいやと塾の支度をして玄関を出ようと鏡を見ると、前髪に、
「こ、これは、噛んでいたガムだ」
すぐさま取ろうと、悪戦苦闘、これは、前髪を全部切るしかないのか。
ふと、記憶を辿る、お風呂の湯桶には水が張っているはず
頭を洗えば、どうだろう?いや待て、塾に間に合わなくなってしまう。
私の経験では、3分で髪を洗い、2分30秒で髪を乾かせば、間に合わせることができる。
慌てて服を脱ぎ、そして、お風呂場に
水をかけシャンプーで洗い流し、タオルで髪を拭き、服を着なおし
自転車上級者の私は、片手ハンドル・タオルで髪を乾かしながら、塾に無事到着。
塾のクーラーは最適、昼寝とシャワーで頭も冴え、まるで空中を泳いているような~。
日中はプール、夜は塾
そしてガムを洗い流すのは正解でした。
結局、夏のプールと布団は最強のタッグパートナーでした。
以上 「最強タッグに敗れた、あの夏のガム事件」は今となっては楽しい夏の思い出です
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振り返れば、このエピソードも「住まいの心地よさ」と結びついています。
今も、当時暮していた家の前を通ると心が揺れてしまいます。
不動産の特性上、資産価値に注目が集まりますが、お金では測れない心情価値という側面も大切ですね。
干した布団に倒れ込む気持ちよさ、窓の外に広がる夏空の景色、そして涼しい部屋の塾時間―
そうした環境があったからこそ、夏の思い出は鮮やかに残っているのだと思います。
湘南という場所もまた、海・山・風といった自然の恵みが、暮らしを心地よく彩ります。
家は単なる建物ではなく、家族の物語を紡ぎ、季節の記憶を刻む場です。
「夏の湘南暮らしをどのように楽しむか」という視点で環境を見つめてみてはいかがでしょうか。
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執筆者:中川 信義 |